ヤナセクリニックは三重県津市にある産科・婦人科の医療機関です
このコーナーは一ヶ月に一回くらいのペースでアロマセラピーに関わる様々な事を連載していきます。よろしくお願いします。
精油の紹介 5
引き続き、よく使われる(私も良く使っている)精油についてお話していきましょう。
ただし、妊娠中や乳幼児に精油を使う場合は、アロマセラピーの知識が豊富な医師や助産師、看護師に相談してから使うようにしましょう。
クラリセージ Salvia sclarea
クラリセージは、シソ科の草で、先端に固い白または青色の花弁をもち、赤みがかった茎は60cmほどにまで成長し、大きなハート型のしわのある葉をつけます。
クラリセージ油は香水の成分としてよく使用されています。
クラリセージには、抗感染作用があり、気分がパニックになったときにリラックスさせ、気分を明るく高める作用があると言われています。
また、クラリセージは、子宮の様々な症状に対して効果があるといわれています。月経前緊張症や生理痛を和らげます。また、分娩時に役立つといわれ、分娩時の緊張をとり、分娩を促す作用があります。当院でも分娩時のアロママッサージにクラリセージを使用しています。
この精油は、非常に鎮静力が強いため、高用量では、頭痛や眠気を引き起こす場合があります。使用した直後には運転するのは、避けたほうがいいですし、アルコールを飲む直前や直後には使用してはいけません。