ヤナセクリニックは三重県津市にある産科・婦人科の医療機関です
このコーナーは一ヶ月に一回くらいのペースでアロマセラピーに関わる様々な事を連載していきます。よろしくお願いします。
精油の紹介 4
引き続き、よく使われる(私も良く使っている)精油についてお話していきましょう。
ただし、妊娠中や乳幼児に精油を使う場合は、アロマセラピーの知識が豊富な医師や助産師、看護師に相談してから使うようにしましょう。
ローマンカモミール Anthemis nobilis
ジャーマンカモミール Matricaria chamomilla
カモミールは、キク科の草で、乾燥した花から精油を抽出します。イギリス原産の植物でドイツ、フランス、モロッコなどで栽培されています。
ローマンカモミールとジャーマンカモミールの2種類があり、ジャーマンカモミールは濃い青色をした精油です。
30cmくらいの草丈で、中央部が黄色く、白い花びらをつけ、ちょっと羽毛を思わせる葉をのばしています。
カモミールのハーブティーは、消化を助け、安らかな眠りを促すと言われています。私もなかなか寝付けない時には、ゆっくりとカモミールのハーブティーを飲んでいます。子供が興奮してなかなか寝てくれない時にも、少し甘味をいれて飲ませてあげるといいと思いますよ。
カモミールの精油は、緊張や怒りの気持ちを緩め、リラクセーションに効果があります。また、抗炎症作用があり、感染症に効果があります。
皮膚に対しては炎症を抑え、かゆみや乾燥した肌にも効果があるといわれています。入浴剤やシャンプーなどにカモミールが使われているのは、皮膚に対して良い作用をしてくれるからでしょう。