ヤナセクリニックは三重県津市にある産科・婦人科の医療機関です
(精油の使用法3)
精油を体内に吸収させる方法の続きです。
☆ アロマバス
適温のお風呂に精油を5〜10滴落とし,よくかきまぜます。お湯の温度は38度くらいが適温で,ゆっくりとリラックスして入浴してみましょう。精油が十分にまざっているか確かめてください。精油の種類によっては,皮膚の刺激になりピリピリするものもありますので,気をつけましょう。精油の芳香成分は,お湯の蒸気と一緒に鼻や口から脳や肺に届きます。また,肌からも吸収され全身を巡ります。
ヤナセクリニックでは,出産の時にアロマバスを利用しています。陣痛が和らぎ,とてもリラックスができると好評です。出産時に何回もアロマバスに入浴される方もみえます。
手浴:お湯やぬるま湯をいれた洗面器に精油を1〜3滴落とします。よくかき混ぜてから,両手の手首までしっかりつけます。お湯の中で手のマッサージを行うのも良いでしょう。夏は,ペパーミントの手浴をするとヒンヤリとして気持ちがいいものです。冬は,サイプレスやレモンなどの血行促進作用のあるものを,睡眠前には,真正ラベンダーやローマンカモミールなどでリラックスしてみましょう。
足浴:深めのバケツやフットバスにお湯をいれ,精油を1〜4滴落とします。お湯をよくかきまぜてから,両足首をしっかりつけます。お湯の中で足をマッサージするのも気持ちがよいものです。ヤナセクリニックでは,破水して入浴できない場合は,足浴を行っています。足がポカポカし,全身があたたまります。
座浴:大きめの洗面器にぬるま湯をいれ,精油を1〜3滴落とし,よくかき混ぜます。サイプレスの座浴は,痔の改善に役立ちます。
☆ うがい
風邪の季節は,ティートリーやニアウリのうがいが有効です。コップ1杯の水に精油を1〜3滴入れ,よくかき混ぜて使います。
☆ 軟膏・クリーム
ワセリンやホホバオイルを使って,軟膏やクリームを作ることができます。しかし,アトピー性皮膚炎や肌のトラブルがある方は,メディカルアロマセラピーを実践している皮膚科医に相談してください。
(2002年12月24日掲載)
ヤナセクリニックにおけるアロマセラピーの利用例はこちらをご覧下さい。
このコーナーは一ヶ月に一回くらいのペースでアロマセラピーに関わる様々な事を連載していく予定です。よろしくお願いします。