産科・婦人科ヤナセクリニック
ヤナセクリニックは三重県津市にある産科・婦人科の医療機関です

<精油の使用法 1>

今回から、精油の使用方法について説明しましょう。
精油を体内に吸収させる方法として様々な方法があります。

☆ 芳香浴
アロマランプやディフューザーに精油を数滴落として精油を蒸発・拡散させたり、ティッシュペーパーに精油を数滴落として嗅ぐ方法です。
精油によっては、刺激臭のものもあり、直接嗅ぐとくしゃみや咳がでたりすることがありますので注意しましょう。また、長時間精油を嗅いでいると頭痛や吐き気を起こす場合があります。狭い部屋で芳香浴をする場合は、時々換気をする方が良いでしょう。
ヤナセクリニックでは、待合いフロアーやLDR室、希望の方には各入院室で芳香浴を行っています。緊張して不安や心配な気持ちで診察を待っている患者様に少しでもリラックスした気持ちで診察を受けてほしいと思っています。芳香浴は不安感や緊張感を和らげてくれます。また、病院独特のイヤなにおいを消してくれたり、殺菌の効果も期待できます。

☆ マッサージ
キャリアオイルと呼ばれる植物油に精油を0.5〜5%に希釈します。それをマッサージオイルとして使用し、全身や部分にマッサージします。ただし、接触性皮膚炎を起こすことがありますので、マッサージを行う前にパッチテストをしてアレルギー反応がないことを確かめておくことが必要です。
マッサージは精油を吸収させる手段だけでなく、筋肉の凝りをほぐしたり、むくみをとってくれたり、神経系をリラックスさせてくれます。また、前回お話をした患者様との五感を通したコミュニケエーションを図ることができます。
ヤナセクリニックでは、出産時や産後、各アロマの講習会でアロママッサージを行っています。出産時のアロマママッサージでは、「痛みが和らぎ、助産師や看護師の暖かい手のぬくもりが嬉しかった。」と感想をいただいています。また、産後のアロママッサージは出産の疲労がとれ、とても心地よいものです。
                             (2002年10月17日掲載)

       
ヤナセクリニックにおけるアロマセラピーの利用例はこちらをご覧下さい。
柳瀬幸子のアロマの話(アロマセラピー・アロマテラピー)
このコーナーは一ヶ月に一回くらいのペースでアロマセラピーに関わる様々な事を連載していく予定です。よろしくお願いします。
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